今日もこの記事を読んでいただき有り難う御座います。
今日はチェーンオイル、掃除について考えようと思います。
まず、チェーンにはシールタイプ、ノンシールタイプと2種類存在します。
シールというと
こんなのを想像しますよね?
実際このイメージでいいです、要はチェーンにオイルを持続させるためにチェーンのリンク(一個一個のこと)にそれぞれシールが貼ってあってオイルやグリスが流れ出ないようにしている。っとおもってくれていいです。
実際には
このQXリングと書いてあるOリングと呼ばれるのもがシールにあたります。
ノンシールタイプと比べると
シールチェーンの方が少し横幅が大きくなります。
ここまで聞くと、メンテナンス性がいいシールタイプでいいんじゃないか?とおもいます。実際ほとんどの市販されているバイクはシールタイプだとおもいます。
メリットとしてノンシールのチェーンはまず価格面で安いです、だいたい半値ぐらいです。
そして軽い、チェーンのリンクの動きがスムーズです。小さなOリングですがこれが何百個とついているのですから少しでも軽くしたい、そしてOリングはリンクどうしの摩擦になるのでスムーズにチェーンを動かしたいという小排気量のレースやトライアル、モトクロスなんかにはノンシールタイプがつかわれます。レース用でしたらどのみちメンテナンスは欠かさないので利便性はいらないのです。
しかしシールがない分チェーンの油分が飛びやすく常にオイル管理をしなければなりません。それに大排気量、ミドルクラスの車体になるとチェーンにかかる遠心力が大きくなり油分が落ちやすくなってしまうのでシールタイプをつかいます。これはレースでもです、数グラムの軽量化や、リンクの動きやすさより、オイル切れでのチェーンの破損のリスクの方が大きいからです。
上記でも書きましたがチェーンオイルが切れているのに走り続けるとチェーンの破損につながります。これは色々な理由がありますが。
まずはレースのような過激な走りをされる方ではチェーンのリンクの動きが渋くなってしまい、スプッロケット(ギア)の山とうまく接触できずに徐々にかけていき破損、もしくはスプロケットの破損
もう一つがオイルを挿さないことによる錆による腐食劣化、これは長期間ほったらかしになりますが、結構街中ではおおいです。チェーンの破損の原因の大半はこれじゃないでしょうか??
ではメンテナンス編です。チェーンを掃除やメンテナンスするときは走行後がおすすめです。軽くコンビニに行く程度でも構いません。
なぜかと言うと、オイル、油分というのは冷えると固まってしまいます。じつはチェーンオイルも乗らないとかたまっているのです、それを少し走行し摩擦熱をくわえることで柔らかくする効果があります。ドライヤーでと考えるかもしれませんが、一か所だけ熱をいれるとチェーンのリンクの歪みにつながりますので全体的に熱を入れる、ということで走行後がいいのです。
クリーナーですが、基本的には専用品がいいです。チェーンクリーナーとして売っているものです、なければ食器用洗剤、パーツクリーナーでもOKですし、なにも手元になければチェーンオイルを軽く振ってウエスでふき取るでもOKです。
ここで注意ですが食器用洗剤やパーツクリーナー(ブレーキクリーナー)で洗浄したあとは必ず大量の水で洗い流してください、そして乾燥させてください。食器用洗剤やパーツクリーナーではシール、Oリングの劣化は早める成分が入っているものがあります。ノンシールでは問題ありませんが、シールタイプではチェーンの寿命を縮めてしまいます。なので漬け置きとかせず素早くゴシゴシあらってください。
その昔灯油を使うといいってのもありましたが、これも同様です。シール、Oリングの劣化を早めてしまうのでやるなら素早くやりましょう。
でもおすすめしません、やはり専用品は専用品の意味があるのです。
チェーンオイルも同様基本的にはシールタイプ、ノンシールタイプの専用品を使いましょう。どちらかわからなければシールタイプでOKです。
チェーンオイルの指し方はまずチェーンの作りを頭に入れておけばわかります。
ほんと最近はネットでいろんな画像がありますね( ^)o(^ )
はなしを戻して、どこが一番動くかを考えてみたら写真のブッシュとローラー、外内プレートが良く動く場所だとわかります、ということはよく動く場所にオイルをさしこめばいいのです。
赤くかこっているところと真ん中のところにオイルを挿せばOKです。
よく外プレートだけにチェーンオイルを指して満足してる人がいます、しないよりはましですが、やはりちゃんとリンクの構造をりかいして正しいオイル管理をすれば長持ちで気持ちいいバイクライフがおくれるはずです。
どこに挿すか忘れてしまったら、もったいないですけど、ドバドバ全部に吹きかけてください(笑)\(◎o◎)/!
DUCATIは片持ちスイングアームなのでチェーンの掃除は結構面倒です・・・・かならずメンテナンススタンドを使いましょう。サイドスタンドで持ち上げは絶対にやめましょう、折れます!
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