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【バイク】ABSってなに??【BMW】

今日もこの記事を読んでいただき有り難う御座います。


昨日の記事の続きっぽくなるのですがABSの構造についてもう少し記事にしたいとおもいます。


まずABS、前記事にもかきましたがロックさせないブレーキということで、いい画像をまたまたネットから拾ってきました。

ABSが入っているワンコと入っていないワンコの違いです。
ワンコの足跡がタイヤだと考えてください、ずっと滑っていてはスリップ状態なので安定しません、これがABSです。


前記事では前後非連動型のABSについて解説しましたが、連動型はどうなのか?どういう構造をしているのかというとこです。


連動型ABSをバイクで市販して成功を収めているメーカーはやはりBMWです。
私の知る限り1980年後半には「ABS1」を搭載したBMWのKシリーズが出ていたと思います。
つまりBMWからすればABSのフィードバックはすでに30年近くもっていることになります。
それはすごいABSができてると思いますでしょう。





出来てます



これが現在のBMWの連携図です。

スピードメーターにスロットル、プラグにバイクに使っているほとんどの電子制御とつながっています。そしてブレーキに関するABSユニットが

これになります、ねじ穴が見えますが、ここにブレーキレバーからやフットペダルからのフルードが入りフロントキャリパーやリアキャリパーへおくられます、ここで考えるのが


だったらブレーキレバーだけでいいじゃないか


その発想は車のABSと考えは同じです、車はブレーキペダル1本しかありませんので。
実際機械で油圧も制御されるのでBMWのABSではフロントブレーキかけるだけでリアブレーキもかかります。


しかしこの時リアブレーキは補助的な役割しかしません。


なぜか


バイクは車と違っていろいろな走行の中一定のブレーキバランスで走ることが困難だからです。
止まることはできます、しかし例えばフロントの圧力を6、リアを4と固定してしまった場合、車はスムーズに曲がれますが、バイクだと曲がれないコーナーもでてきます。
この対比だとおそらく、きつい急こう配のくだりのヘアピンではフロントが滑って転倒してしまいます。
そしてそれを毎回センサーが反応してABSユニットが反応していては、コンマ何秒かで遅れがでてしまいます。
車は4輪ですがバイクは2輪でこける可能性があるからです、そこである程度はライダーの主観に合わすように、急こう配のくだりだからRブレーキをきつめに踏もう、などという判断をさせてABSのCPUが予測できるようにしているのです。




ブレーキラインのイメージとしてはこんな感じになります。
基本的には赤青それぞれ独立していますがABSがスリップを感知すると、前回記事の反発圧力を違うブレーキに逃がし前後スリップなりそうなぐらいの反発圧力があれば、描かれてませんがサブタンクみたいなところに逃がしたりBMWは2007年から使っているサーボシステム(ポンプによるブレーキ圧力を増す装置)の隙間で減圧させたりします。


ここまでは前回の記事の非連動型を2つくっつけただけですが、最近の技術ではここに車速センサ、その時の回転数、それによりインジェクターへの信号制御、プラグのあえての失火などいろいろなセンサーと連携をもちより高度なブレーキングをCPU(ECU)が考えてくれます。
さらにトルクコントロールシステム(TCS)とも連系し、わざとリアタイヤを空転させてタイムを出すように、でもブレーキング時にはしっかりとブレーキを、とCPUが勝手に判断してくれます。スライドさせたいのにブレーキがかかるなんて言うことはほとんどなくなりました。


本当にそのうちブレーキレバー一本で済む時代がくるのかもしれません。


だめですねBMWのABSシステム、インテグラルABSの説明はうまくできませんでした。一つ言えるのはBMWの考え方はテレレバーしかり車の技術のフィードバックと、やはり車屋さんだということです。


ちなみにDUCATI998はリアブレーキがほとんど利かないので強制ブレーキレバー1本です(笑)


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【バイク】ABS付バイクのフルード交換について【メンテナンス】その2

今日もこの記事を読んでいただき有り難う御座います。


昨日の記事の続きでABS付車両でのフルード交換の時になぜ鍵をONにしてはいけないのかです。


その話をするにはまずABS機構の説明をしなければなりません。
今から話すのは前後非連動型ABSです、連動型は構造が違いますがキーONにしてはいけないのはおんなじです。


まず、フロントブレーキで説明しますが(また拾い画像で説明する・・・)

ホースラインのタイプは色々ありますが、基本的にはこんなラインで中にブレーキフルードがはいっています。そしてレバーを握ることによりキャリパーへ圧力が入りパッドを押し込めパッドとローターの摩擦力でブレーキがかかるのです。


基本的にはABS車両も同じラインなのですが途中にABSユニットが付きます。
そして肝になるのがこのABSユニットの中身なのです。


こちらではハイドロユニットと名前になっていますがABSユニットのことです。
普通のブレーキラインに横道、う回路みたいなのが新しくつくられていますね、バッファというのはもう一つのフルードタンクだとおもってください。そしてこれがABSの大事なところなんです、
正常なブレーキのときはこのバルブが青色の方向に流れるようになっておおり、ブレーキホース内の圧力は

綺麗にキャリパーへと向かいます、しかしタイヤがロックした状態になると

キャリパーのピストンの動く範囲がなくなり、行き場の失った圧力が撥ね返ってきます。
ABSなしだと、ブレーキレバーからの圧力撥ね返った圧力がぶつかりブレーキホースがパンパンにふくれあがります。しかしABSありだとこの状態をセンサーが感知してバルブを赤い方へつなげます。
すると反発圧力は赤色のラインをとおりバッファ、もう一つのタンクへ圧力がにげていきます。

もちろん青色のラインはとめられたので黄色の圧力はキャリパーにいかず、はねかえった圧力はバッファににげるのでキャリパーの圧力は負の方向つまり減圧の方向になりローターとパッドの摩擦力が減少します。しかしそのままではブレーキが利かなくなるので、センサーがまた反応してこんどは青色のラインにもどします。
その際にバッファにはいったブレーキフルードを青色ラインにもどさないといけませんのでポンプを使い青色ラインにもどします。

この作業を瞬間的に何回もおこなうことでタイヤはロックすることなく効率よくとまることができるのです。ちなみにこのバッファのところは重要なところで説明は難しいので風船とおもってください、反発圧力がきたら膨らんでポンプで青色ラインにいくときはしぼむとでもおもっておいてください。なので基本この赤色ラインはブレーキフルードで満たされており通常はバルブが閉まっており、開かずのブレーキラインになっているのです。


開かずのブレーキラインならべつにキーオンにしてもイイのではないか?とおもいますがじつはそうではないんです。


みなさんキーをONにしたらメーターの針が動いたり燃料ポンプの作動音が聞こえたりしませんか?最近のコンピューターを積んでいるバイクはキーをONにするとすべての動作確認をおこなうのです。メーターにしろ燃料ポンプにしろ、もちろんABSユニットのこのバルブにしろ、つまり、青色のブレーキラインのフルードを交換中にこのバルブが赤色の方向へ一瞬むいてしまうのです、その瞬間に気泡がはいってしまったら、赤色のラインに空気がはいってしまうことになります。


さきほどバッファは風船だといいました水風船をおもいうかべてください、中身が水で満たされた水風船と空気と水の入った水風船、一斉に口を開けて勢いよく水が出るのはどちらか想像してください、できない人はやってみてください。中身が水だけのほうが勢いよくでてきます。


これと同じ現象がABSユニットの中でもおこっています。空気がはいると正常にCPUが考えているブレーキフルードの圧力が出ずに、誤作動をおこしたり、バッファないにずっとたまってしまってバッファに圧力がにげなくなったりしてABSが正常に機能しなくなります。さらにはポンプの空回転によりポンプの故障もありえます。


前記事にも書きましたがブレーキに関することなので万が一にもあってはいけません、さらにエアーが入ったABSユニットはディーラーなどにもっていかないと修理できません、ねだんも高額です。(正確にはできますが、ここでは絶対にいいません。万が一につながりかねませんから)


さらに怖いのがキーオフのときに青色ラインで固定されていればいいですが赤色ラインで固定のバイクもあるみたいです、特にBMWのインテグラーレABSは複雑構造になっています。


そのため自身でエア抜きをされる場合は買ったバイク屋やディーラーにまずキーオフでフルード交換してもイイかどうかを確認してください。
バイク屋さんや各メーカーによって変わってきます。


バイク屋さんに「素人がするな!」といわれてもムっとしないでください、それは貴方の為かもしれませんよ。ブレーキ関係は自己責任だけでなく他人を巻き込むかもしれません。そのあたりはバイク屋さんの方が経験値が上ですから。


たまに守銭奴のバイク屋もありますが・・・そこは人なのでいろんなひとがいますので・。・・


ちなみに私のDUCATIはABSがないので私自身ABSのメンテナンスには自信がありません(@_@;)


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【バイク】ABS付バイクのフルード交換について【メンテナンス】

今日もこの記事を読んでいただき有り難う御座います。


最近のバイクにはABS、アンチロックブレーキシステム、直訳するとブレーキでタイヤがロックするのなんかクソくらえ!!\(◎o◎)/!ふざけ過ぎましたね(笑)


要はタイヤがロックせずに一番いい制動をサポートしてくれるシステムです。
タイヤはロックしてスライドすると制動距離、ブレーキしてとまるまでの距離が伸びてしまいます、しかしブレーキをかけないと止まりません、一番おいしいところはタイヤがスライドしそうでしないところが一番ブレーキとしておいしい場所になるのです。


なぜ必要かというと主に使われるのは急制動です、急な飛び出しなんかで絶対に止まらなければならない場合に一番いい状態でブレーキできれば大惨事を防げるまたは軽減できるように、また雨や雪の日に気を付けていてもスリップを起こしにくくするように、このシステムは作られました。


この動画をみてください

Mandatory ABS on Motorcycles?


ABSありと無しでは全然ちがいます。これはわかりやすいように濡れた路面でしたが日常で子供の飛び出しがあった場合、ABSなしでは飛び出した子供も巻き込んでしまうおそれがあります。


さてABSの有用性もわかりましたが今度はメンテナンスについてです。
バイクに興味ある方なら一度はメッシュホースなるものに変えたくなると思います。

こういうカラフルな奴です。メッシュホースはゴムホースと比べ、ブレーキを掛けてブレーキフルード(ブレーキオイル)の圧力を高めたときにホースが少し膨らむのを予防し、確実にブレーキキャリパーへ圧力をつたえ結果、リニアな反応のブレーキができるようになります、っが!


ABS装着のバイクではあまりオススメいたしません、交換するなら自己責任でおねがいします。
なぜなら、メーカーはこのゴムホースの膨張も計算にいれてABSのシステムをつくっているからです、この膨張がなくなることによりABSを制御しているユニット、機械が正常に動かなくなり、最悪ブレーキが利かなくなる可能性がでてきます。


ブレーキにかかわることなので万が一にもあってはならないところなので、本当におすすめしません。


またそれに伴いブレーキフルードの交換、ですが、基本的にはディーラーもしくは販売店や整備士にお願いするのが一番です。


ここからは自己責任でおねがいします、これで壊れても責任は一切もちません。





基本的に国産バイクのABSは前後別機構になっているのがおおいです。BMWやビッグツアラー系では前後のブレーキが連動しているものもあります。
今回は前後別、連動しないほうの解説です。


基本的には普通のバイクのブレーキフルード交換と同じです、

タンクをあけて


フルードの出口にメガネレンチをさしこみ、フルードがでてくるので退避用のゴムホースをくっつけます。

そしてレバーを5-6回ギコギコして握ったまんまでさっきのメガネレンチをひねり、フルードをだします、出し切ったと思ったらメガネレンチでしめて、レバーをもどしタンクに減った分のフルードをたします。これをしたから出てくるフルードが新品と同じ色になるまでくりかえします。


基本的にはABS有り無し関係なく、同じ作業です。


が!


ぜったいにABS搭載車ではこの作業中に鍵をONにしないでください。


その理由はまた明日


ちなみにDUCATI916系999系にはABSはありません(@_@;)


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