外車っぽくエンジンを見てみたぱ~と2
前回の続きです。
BMWのボクサーツインエンジンです。水平対向エンジンなんて言われており、BMWのバイク以外ではスバルやポルシェなどがこのエンジンを採用しています。
みてのとおりシリンダー、エンジンの爆発する燃焼室が横に向いています。
これが大きな特徴になっています。バイクにまたがると自分の膝よりもエンジンが出ていることに驚きます。
ではこのエンジンなにがいいんでしょう?
それは圧倒的な低重心、これに限ります。ほかのエンジンに比べ圧倒的に車体下に重いものが集まっており、重心を驚くほど下げることができます。下げると何がいいかというと、分厚い本を手にとってみてください、その本を縦に手のひらに置いた場合と横に置いた場合どちらのほうが安定したかというと圧倒的に横だったとおもいます。横の場合重心が手のひらに近く安定するのです。これが重心の低い高いだと考えてください。
またエンジンヘッドと呼ばれる、普通のエンジンだとタンクの下に存在するものが左右に出ていることで驚異的なメンテナンスの楽さが売りの一つです。
また、クランクシャフトがミッション、ドライブシャフトまでほぼ一直線につながるので駆動変換によるパワーロスが少ないのも特徴です、この特徴は縦置き直列4気筒のエンジンでも同じことが言えます。
しかしデメリットもあります。まずはバンク角の制限が多い、バイクは傾いて曲がる乗り物ですが、このボクサーツインでは傾けていくとエンジンが擦ってしまいます。公道ではすることは稀ですが、サーキットでのレースになるとこの辺りがタイムロスにつながってしまい、他のエンジンのマシンに後れをとってしまいます。またピストンが横を向いていることによりオイルがまんべんなく付着しないおそれがあります。前回の記事にも書いたハンドクリームです、どうしても横向きなので油面が制限されます、よって実はオイル管理が非常に重要なエンジンでもあります。
以上の点からBMWの考えはスポーツよりもツーリング、旅を重視した考え方でこのエンジンの生産をしていると考えれます。低重心、パワーロスの少ない駆動系統、何かあってもメンテナンスしやすいエンジンヘッド、超長距離を目的としたエンジンとしてはある意味完成されているのかもしれません。
さらにボクサーツインの派生であるのが縦置き直列4気筒エンジン
やはりクランクシャフトとミッション、ドライブシャフトまでがほぼ一直線となりパワーロスの少ない駆動系統をとっており縦置きにしヘッド(バルブがいっぱいある方)を横にすることにより低重心化をはかっています。
最近では横置きのエンジンにシフトしてきていますが、
ヘッドを下に下げていっているのがわかります、DUCATIのL型ツインエンジンのフロントバンクの様です。この圧倒的な低重心化がBMWの醍醐味になっているのは間違いないです。
余談ですがここでマニアックな人なら気付くとおもいます。
水平対向エンジンと180°V型と2種類エンジンがあることを、これはバイクではなく車の話になるのですが。その話はまた明日\(◎o◎)/!
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